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皆さんこんにちは
株式会社心葉の更新担当の中西です。
~やりがい~
目次
安定供給×価格リスク分散
作期分散(早出し/抑制/越冬)+産地リレー+契約販売で波をならす。
規格の均一化と歩留まり
“狙いサイズ”を作る栽培(密度・施肥・潅水・収穫適期)+選別基準の治具化。
省力化・標準化(SOP)
植付け・追肥・収穫・選果・梱包の写真付きSOP、可搬機器・動力台車・コンベア導入。
気候リスク対応
高温・豪雨・干ばつへ、被覆・排水・遮光・ミスト・耐暑/耐病品種の再設計。
多販路と“関係性販売”
量販・外食・加工・直販EC・規格外の出口を事前に多層化。
サステナブルとコスト管理
有機物循環・資材回収・省エネ機器、原単位(肥料・燃料・電力)を月次で見える化。
連続収穫の平準化:波状定植・品種リレーで“出過ぎ/欠品”を抑制。
加工向け要件:玉径・葉厚・芯長・裂球耐性の数値管理、外葉管理で歩留まりUP。
端境期の値決め:冷涼地/暖地のリレー+冷蔵短期ストックで棚を切らさない。
鮮度勝負:朝どれ→即予冷→当日出荷の動線設計。曲がり率を摘葉・潅水・着果負担で制御。
規格明確化:長さ×径レンジ、スターマーク鮮明度、産毛の状態まで“見える基準”。
端境期の施設化:簡易ハウス・トンネルで高温端境を狙う。
用途固定×契約:フライ/サラダ/焼酎/スイーツ…品種×比重・糖度を並走管理。
貯蔵・出荷平準化:温湿度・ガス管理、(さつまいも)キュアリングで年間販売。
輪作&土づくり:疫病・そうか・センチュウ対策の設計と土壌診断に基づく施肥。
量販・青果:週○回/○箱、規格比率(L・M)、欠品時の代替ロット、箱規格・バーコード、レビュー目標。
外食・加工:歩留まり試算(皮歩留/芯歩留/カット規格)、異物管理・洗浄手順の1枚SOP。
直販・EC:朝どれ時刻・圃場写真・保存法カード、規格外ミックスのお得セット。
3プラン販売
ベーシック(家庭用)/セレクト(規格上位・指定長)/プロユース(仕様固定・定期便)。
週報ダッシュボード
収量・規格比率・歩留まり・廃棄・原単位(肥料/燃料/電力)・クレーム率を1枚で共有。
SOP+動画(60–90秒)
定植・追肥・病害スカウティング・収穫・選別・梱包を“誰でも同品質”に。
出口多層化表
生鮮/加工/直販/業務用の代替先・担当・連絡先・合意価格。
端境期カレンダー
作期分散・他産地連携・貯蔵在庫の放出条件を事前に確定。
キャベツ:玉径・比重、裂球率(%)、歩留まり(%)
オクラ:曲がり率(%)、長さ×径の適合率(%)、予冷までの時間(分)
芋類:比重・糖度、規格外率(%)、貯蔵ロス(%)
共通:収量(kg/10a)/労働生産性(kg/人時)/原単位(円/kg・kWh/kg)/直販比率・リピート率
数値+物語:規格・歩留まり・残留基準に、朝どれ時刻・栽培暦・圃場写真を添付。
欠品プロトコル:代替サイズ・他産地・在庫放出の条件を契約前に合意。
環境値の開示:施肥窒素原単位・資材回収率・電力原単位の年報で選ばれる。
訪問受け皿:1時間見学アジェンダ(圃場→選別→貯蔵→品質計測)を常備。
畑が“毎日の成果発表”
玉がそろい、オクラがまっすぐ、芋の比重が狙い値に――手にも数字にも現れる達成感。
天気と対話する知的おもしろさ
温度・水分・光・土を読み、最適解を組み立てる“現場の科学”。
食卓の笑顔に直結
「子どもがパクパク」「揚げたらホクホク」――感想が次の栽培の力に。
チームで同品質に近づく快感
SOPとチェックで、誰の畝でも仕上がりが揃う。
規格外を価値に変える創意
コールスロー、ピクルス、チップス、焼き芋…“廃棄が商品”に変わる。
地域に役立つ誇り
学校給食、病院食、地元飲食の定番メニューに自分の作物。
学びが即リターン
施肥や潅水の微調整が、その週の歩留やクレーム率に反映。
多様な働き方を生む現場
作業分解・動画教育で未経験者も力に。
次世代に渡せる資産
土・設備・販路・データという“農場のOS”を引き継げる。
長雨の週、キャベツは裂球、オクラは曲がり率↑、芋は出荷ロスがじわり。
週報を見ると窒素偏り+過潅水+予冷遅れが同時多発。
キャベツは定植の波状化を拡大、オクラは摘葉前倒しと潅水見直し、芋はキュアリング延長と在庫配分変更。
翌週、歩留まりが回復、量販の棚は空かず、外食から“安定供給感謝”の連絡。
数字と段取りが、天気の波を越える橋になった。
収穫後に規格比率・曲がり率・歩留まりをホワイトボードで見える化(写真で共有)。
出口多層化表(生鮮/加工/直販/業務用)に担当・連絡先・合意価格を記入。
**摘葉・選別のSOP(写真3枚)**を作って入口に掲示。
“朝どれ投稿”と保存法カードを週1でSNSに。
肥料・資材・燃料の共同購入グループに参加し原単位を1円でも下げる。
ニーズは「安定供給×規格×省力×気候対策×多販路×サステナブル」。
やりがいは「毎日の達成」「科学する現場」「食卓の笑顔」「チームの一体感」「創意工夫が価値になる」。
小さな仕組み化――週報1枚・SOP・出口表・端境カレンダー――から、
“選ばれ続ける産地”と“誇れるチーム”が生まれます。
今日の一歩、さっそくホワイトボードに規格比率を書いてみましょう🥬🌿🥔💪
皆さんこんにちは
株式会社心葉の更新担当の中西です。
~変遷~
目次
キャベツ:大量需要(惣菜・外食・加工)。機械化と産地リレーで周年供給を目指す作物。
オクラ:高温期のニッチから多用途野菜へ。規格・鮮度勝負の“スピード流通”。
芋類:主食・惣菜・スナック原料で加工適性×保存性が命。土地適性が明快。
政策・市場:都市化と外食の拡大で青果需要が急増。共同選果・共販の仕組みが整備。
技術:開田・圃場整備、化学肥料・農薬の普及、キャベツの結球安定化、じゃがいもの疫病対策が実務化。
流通:中央卸売市場が柱に。規格・箱・量目が標準化。
→ ゴールは“量と規格”。「出せるだけ出す」時代。
キャベツ:
冬は関東・東海の高原、夏は冷涼地…と産地間リレーが確立。
移植機・収穫機・マルチ等で省力化。カットサラダ・惣菜向けの歩留まり重視に。
オクラ:
露地主体からトンネル・簡易施設へ。スターマーク鮮明・曲がり少ない品種が普及。
朝どれ→当日出荷のスピード勝負が文化に。
芋類(じゃがいも・さつまいも・里芋):
貯蔵・選別の機械化が進展。スナック菓子・外食フライ・焼酎(芋)など加工需要が拡大。
→ 「量×省力×加工適性」がキーワードに。
組織:法人化・大規模化、作付・収穫の平準化が経営の肝に。
契約:カット工場・外食チェーン・スナックメーカーとの規格固定・納期厳守が一般化。
技術:
キャベツ:定植密度・育苗技術の高度化、黒腐病などの衛生管理。
オクラ:高温期の樹勢維持(かん水・追肥・摘葉)で曲がり率低下。
芋:比重・糖度・デンプン価の計測ルーチン化、低温貯蔵・キュアリング(さつまいも)が標準に。
→ 「規格を“つくる”栽培」へ。
データ活用:環境制御、土壌診断、収量・等級ダッシュボードで人依存から仕組みへ。
6次化:キャベツコールスロー、オクラ加工、芋のスイーツ・チップスなど、規格外の価値化。
直販・輸出:ECや観光地マルシェ、冷凍・冷蔵技術の進歩で販路が多様化。
→ “作って終わり”から“届ける設計”へ。
気候:高温・豪雨・干ばつに備え、耐暑・耐病品種、潅水・排水・被覆の再設計。
人手:自動走行・選果機・収穫支援、マニュアル(SOP)と動画教育で誰でも同品質へ。
環境:肥料・資材高の中、有機物循環・被覆資材リサイクル・温室効果ガス削減が選定条件に。
エビデンス:異物管理・残留基準・簡易HACCPで**“安心の見える化”**を強化。
産地リレー+波状定植で価格変動を平準化。
外葉管理・窒素分配・収穫適期の数値基準(玉径・比重)で歩留まり最大化。
加工向けは芯長・葉厚・裂球耐性が勝負。
朝どれ→当日出荷の動線設計(収穫→予冷→梱包)。
樹勢維持(摘葉・かん水・追肥)と花の観察で曲がり率を抑制。
施設化で端境期の高単価を狙う。鮮度指標(がく・産毛感)の共有が要。
**品種×用途(フライ/サラダ/焼酎/スイーツ)**を固定し、契約・比重・糖度を並走管理。
貯蔵技術(温湿度・ガス・キュアリング)で年間販売。
じゃがいもは疫病・そうか対策の輪作設計、さつまいもは低温障害と芽ズレの管理が肝。
週報1枚:収量(kg/10a)・規格比率・廃棄率・原単位(燃料/肥料/資材)・クレーム率。
SOP(写真3枚×工程):定植・追肥・病害スカウティング・収穫・選別・梱包。
出口多層化表:生鮮/加工/直販/業務用の“代替先と連絡先”を平時から確定。
端境期カレンダー:作期分散・他産地連携・冷蔵/冷凍在庫で“欠品ゼロ”を設計。
見える達成感:キャベツの玉が揃う、オクラがピンと立つ、芋の比重が狙い値に――手と数字で実感。
天気と対話する知的おもしろさ:気象×土×品種で最適解を組み立てる技術者の喜び。
食卓と産業をつなぐ誇り:学校給食、惣菜、スナック、外食…暮らしに直結。
チームで品質を揃える快感:SOPとデータで誰の畝でも同品質に近づく。
規格外を価値に変える創意:漬物・ピクルス・コールスロー・チップス…廃棄が商品に変わる。
数値+物語:規格・歩留まり・残留基準に“収穫時刻・栽培暦・圃場写真”を添付。
欠品プロトコル:代替サイズ・代替品種・在庫放出条件を事前合意。
環境値の開示:施肥窒素原単位・資材回収率・電力原単位の年報で選ばれる。
訪問受け皿:1時間の見学アジェンダ(圃場→選別→貯蔵→品質計測)を常備。
春の長雨でキャベツの裂球が増え、オクラは曲がり率上昇。
週報を振り返ると、かん水過多+窒素偏りが見えてきた。
定植の波状化を広げ、オクラは摘葉を早め、芋は在庫の出荷配分を変更。
端境期、量販の棚は空かず、レビューに「いつも同じ品質で助かる」の一言。
データと段取りで、天気の波を“商売のチャンス”に変えた日。
レジリエンス:災害・高温・原価高に耐える作期分散・輪作・在庫と契約の設計。
低環境負荷:有機物循環・被覆資材の再資源化・精密施肥でコストとCO₂を同時に下げる。
関係性販売:B2B仕様書+直販ストーリーで**“推し産地”**化。
人材:SOPとデータで未経験でも戦力化、多様な働き方に開いた農業へ。
キャベツ・オクラ・芋は、
**「量の時代」→「規格と効率」→「データと多販路」→「気候・人手・環境に強い経営」**へと進化してきました。
今日の一歩は――
週報1枚で数値と写真を共有、
規格外の出口表を整備、
端境期の産地リレー計画を更新。
小さな仕組み化が、**“いつも同じ品質”と“選ばれ続ける産地”**をつくります🥬🌿🥔💪
皆さんこんにちは
株式会社心葉の更新担当の中西です。
~商品設計×動線×SNS~
売れるかどうかは畑を出た瞬間に8割決まります。規格の言語化→3時間動線→温度・表示・写真までを型化すれば、直売も業務用もECも在庫が残りません。今日は商品ラインアップ・値付け・POP・SNSを丸ごと渡し。📦
目次
ベース
キャベツ丸玉/1/2カット(端数カット価格)🥬
オクラ10本パック(朝どれシール)⭐
さつまいも1kg袋(品種+甘み目安)🍠
ミドル
コールスローKIT(千切り+ドレッシング)
天ぷらセット(オクラ+季節野菜)
焼きいもセット(M玉3–4本+保存法カード)
プレミアム
単一圃場ロット・低農薬区画・熟成いものギフト箱🎁
すべてに採収日・ロット・保存温度を明記。信頼は“数字”で作る。📊
収穫→予冷→選別→包装→出荷を3時間以内に。
オクラ=10–12℃、キャベツ=0–2℃, さつまいも=常温・通気
結露ゼロを目標に、温度差は段階順化で。🚚❄️
198/298/398円など覚えやすい価格で即決。
セット割:天ぷらSET+さんしょ塩=−50円など“食べ方”で背中押し。
値引き:閉店30分前の一回だけ(−20〜30%)。早値引きはブランド毀損⚠️
POP見出し:「今日は甘み強めの◯◯、コールスローは水切り30秒がコツ」
保存法:キャベツ=カット面ラップ+野菜室/オクラ=袋のまま10℃前後/さつまいも=冷蔵NG・13〜15℃
写真:
朝:畑の逆光ショット🌤️
昼:まな板の“断面”🔪
夕:在庫速報「残り◯袋」📢
直売所:試食DAY(千切りキャベツ+自家ドレ)→回転アップ。
飲食店:サイズ・ロット固定便(例:オクラ10cm±1cmを毎週◯曜AM納品)。
EC:家庭用ミックス(秀・優+B)をクール便で。到着後の保存カードを同梱。
千切りキャベツ×塩昆布:塩揉み30秒→ごま油ちょい。
オクラのだし:塩ずり→刻む→白だし+かつお。
焼きいも:180℃で90分ゆっくり、粗熱取って甘みUP。
→ カードにQRでショート動画。🎥
硬いオクラ:取り遅れ回避(規格再徹底)+調理法のPOP。
キャベツの割れ:収穫時刻の前倒しと結束バンド幅を見直し。
黒変いも:キュアリング徹底と冷蔵NGの明記。
朝:「#朝どれ」+本日のラインナップ
昼:「切って混ぜるだけ」レシピ1枚
夕:「残り◯袋/明日の入荷は◯時」
ハッシュタグ:#畑直送 #キャベツ #オクラ #さつまいも #今日の副菜 🥬⭐🍠
規格率・返品率・SNS保存数・天候を1枚で。
歩留まり×販路粗利を比較し、**“売り切れる規格構成”**を毎月更新。
まとめ
商品(3階建て)×動線(3時間)×告知(3コマ)。この“3×3”だけでロス最小・満足最大が実現します。明日はPOP1枚とレシピカード1枚、まずは印刷から。🖨️✨
皆さんこんにちは
株式会社心葉の更新担当の中西です。
~“畑の設計図”~
同じ畑でも作付の順番と土づくりで収量と手間は激変します。春〜初夏=キャベツ/夏=オクラ/秋〜冬=さつまいもの三毛作で、病害虫リスクの分散・雑草圧の低下・土壌有機の循環を実現。現場で使える年間計画・施肥・防除・収穫調製を“そのまま”置いていきます。🧭
目次
10–12月:キャベツ苗づくり/圃場石灰・堆肥すき込み
2–4月:キャベツ定植→活着・結球管理🥬
6–9月:オクラ播種/定植→開花・連続収穫(毎日/隔日)🌼→🥒
5–6月:さつまいも苗さし→つる管理→10–11月収穫🍠
通年:畦・暗渠の見直し、pH・EC測定、マルチ更新、トラップ点検
作物の“呼吸”に合わせて潅水と除草を前倒し。段取り=収量です。⏱️
堆肥:冬に1t/10a目安(土質で調整)。C/N偏りは春の窒素で微調整。
pH:キャベツは6.5前後、オクラ・さつまいもは6.0前後が目安。
元肥/追肥
キャベツ:元肥厚め+結球前に追肥(過窒素は軟弱徒長→病虫誘発⚠️)
オクラ:少量多回の追肥+潅水で莢の硬化を回避💧
さつまいも:元肥ひかえめ(窒素多すぎ=つるボケ)。カリ・苦土ででん粉充実✨
定植:やや浅植え+初回潅水しっかり。風対策の押さえを忘れず。
マルチ:黒マルチ+防虫ネットで初期加温&飛来防止。
病害虫:コナガ・ヨトウ・アブラムシ→見回り&BT/選択剤ローテ、結球内は早期に。
播種温度:地温18–20℃以上。低温期はポット育苗→活着後に攻める。
整枝:主茎1本、側枝は樹勢みて2〜3本まで。摘葉は下位から少しずつ。
収穫:長さ7–9cm目安。取り遅れ=株の疲れにつながるので毎日/隔日。
苗さし:斜め挿しで着根面積UP。活着後はつる返しで過繁茂を抑制。
水管理:活着期だけ手厚く、以降は乾かし気味で根部充実。
貯蔵:キュアリング(30℃・高湿度・3–5日)→13–15℃保管で甘み育成。
※農薬・施肥はラベル・地域指針に従い、希釈・間隔を厳守してください。🧴🛡️
雑草:キャベツ期=前処理+マルチ、オクラ期=株元マルチ+中耕で“面”を減らす。
排水:オクラ・キャベツは湿害に弱い→明渠掃除・踏圧ライン固定。
高温:キャベツは遮光ネット、オクラは朝潅水+午後は風で莢焼け回避。
キャベツ:**0–2℃**で予冷→結束・フィルム過湿に注意。
オクラ:**8–10℃**を下回ると低温障害⚠️→10–12℃・高湿でクールダウン。
さつまいも:濡らさない・冷やしすぎないが鉄則。キュア後は通気箱で。
☐ pH/ECログ・生育段階
☐ 害虫トラップ枚数・捕獲数
☐ 潅水量と追肥履歴(少量多回)
☐ 規格率(秀/優/B)×出荷先
☐ 破袋・腐敗・クレーム写真と対策メモ
まとめ
順番を設計する=畑が静かになる。三毛作で病害虫の“居場所”を回し、水と温度を整えれば、収量も作業時間も安定します。次の一手は畦と暗渠の点検から。🚜🔧
皆さんこんにちは
株式会社心葉の更新担当の中西です。
目次
今回の農園ブログでは、夏の食卓に欠かせない「オクラ」についてご紹介します😊
ネバネバ食感が特徴のオクラですが、実は栄養価の高い健康野菜としても注目されているんですよ!
オクラの魅力といえば、なんといってもあのネバネバ。
このぬめりの正体は、水溶性食物繊維のペクチンやムチンといった成分で、整腸作用や胃粘膜の保護、血糖値の上昇抑制など、身体にうれしい働きがたくさんあります!
さらに、オクラにはビタミンCやカリウム、カルシウムなども豊富に含まれていて、夏バテ防止や栄養補給にぴったりの野菜です🍽️
オクラは暑さに強い夏野菜ですが、育てるのは案外デリケート。
まず、種まきは気温が安定してから行います。発芽に適した温度は25〜30℃ほどなので、春先の気温ではなかなか発芽しにくいのです🌱
発芽後は太陽が大好き!☀️
でも、水の管理がとっても重要で、乾燥しすぎても過湿でもダメ。畑の様子や天気を見ながら、水やりの量とタイミングを毎日調整しています。
また、風通しの悪い環境だと病気になりやすいため、株間(くきとくきの間隔)を広めにとるのも工夫のひとつです。
オクラ栽培で一番大変なのは、収穫のスピード。
早朝にはまだ3〜4センチのかわいい実だったものが、たった1日で8センチ以上に成長することもあるんです!
そのため、私たち農家は毎朝が勝負の時間⏰。
畑を丁寧に巡回して、1本ずつ手作業で収穫します。取り遅れるとすぐに硬くなってしまい、食感も落ちてしまうため、見逃しは禁物です。
収穫したオクラは、すぐに選別してできるだけ早く出荷します。
ネバネバ感と柔らかさをキープするには、時間との戦い。
とれたてのフレッシュなオクラを、みなさんの食卓へ届けるために、私たちはスピードと丁寧さを大切にしています。
こうして見ると、オクラ1本にもたくさんの手間とこだわりが詰まっていることがわかりますよね😊
夏の食卓で「オクラのネバネバ」を味わうとき、ちょっとだけ畑の風景を思い出してもらえたらうれしいです。
皆さんこんにちは
株式会社心葉の更新担当の中西です。
~喜び~
朝露に濡れた畑。鳥の声が響く静かな空気の中、今日も土と向き合う。
農家の一日は、自然のリズムに沿って始まり、作物の成長とともに過ぎていきます。
派手さや注目とは無縁でも、その中には、かけがえのない喜びがたくさん詰まっています。
今回は「農家にとっての喜びとは何か」を、日々の営みの中から深く掘り下げてご紹介します。
目次
小さな種が、数日後には地表を押し上げ、かわいい芽を見せてくれる――
それだけで、言葉にならない感動と希望が湧いてきます。
予想より早く芽が出て、自然の力に驚かされる
双葉が開いたときの愛おしさ
「今年もこの作物が始まった」と季節を感じる
作物の芽生えは、農家にとって**“また一年が始まる”合図**でもあります。
農作業は、天気・湿度・虫・雑草など、毎日が変化の連続。
それでも、**自然と対話するように手を動かすことで、“生きている実感”**が深まります。
素手で土を触る心地よさ
苗に水をやるときの“ありがとう”の気持ち
雨の後、作物がイキイキしている姿を見つけたとき
農家は「自然と戦う」のではなく、「自然と共に生きる」という感覚を日々体感しています。
収穫は、努力と時間が実る瞬間。
果実がきれいに色づいていたとき、重みのある実を手に取ったときの感動は、言葉では尽くせません。
初めて育てた野菜が予想以上に立派に育った
「今年は出来がいいな」と家族や仲間と喜び合う
トラックに収穫物を積むときの達成感
土の中にあった時間を、自分の手で掘り出す喜びこそが、農家の原動力です。
農作物は、“食べる人の口に届いてこそ完成”します。
直売所やマルシェ、定期便で届いた野菜を受け取ったお客様からの感想は、何よりの励みです。
「このトマト、子どもが夢中で食べました」
「昔食べた味を思い出しました」
「安心して食べられるから、またお願いしたい」
誰かの暮らしを支え、記憶に残る野菜を届けられること。それが農家としての誇りです。
農業は、土地、家族、地域との関係が深い職業です。
子どもに苗の植え方を教えたり、ご近所と収穫を分かち合ったり――そうした人の絆を育てる時間も、農家ならではの魅力です。
孫が収穫を手伝いに来て「楽しい!」と目を輝かせる
昔ながらの栽培方法を次世代に伝える役割
地元の学校と連携した“食育”活動
農業は、命だけでなく“文化”や“記憶”も受け継いでいく仕事なのです。
農家の喜びは、土と向き合い、手間を惜しまず、収穫の感動を味わい、誰かの「おいしい」につながっていくこと。
そこには、静かで、深く、誇らしい幸せがあります。
自然に寄り添いながら生きる。その豊かさと意味を、農業は私たちに教えてくれるのです
皆さんこんにちは
株式会社心葉の更新担当の中西です。
~魅力~
夏の畑は、陽射しと土のにおいが満ちる生命の舞台。
とれたてのナス、瑞々しいトマト、シャキっとしたきゅうり。
汗を流しながら育てた野菜たちが持つ「味」「香り」「力強さ」は、まさに自然からの贈り物です。
農家として夏野菜を育てる日々には、喜びと発見が詰まっています。今回は、その“夏野菜の魅力”を、現場の目線から深く掘り下げてご紹介します。
目次
ナスやピーマン、ゴーヤ、トマト、とうもろこし…
夏野菜の多くは、強い日差しを浴びて育ち、見た目にも鮮やかで生命力にあふれています。
色が濃く、ビタミンが豊富
水分量が多く、火照った体を冷やしてくれる
抗酸化作用や疲労回復に役立つ栄養素が豊富
まさに、夏を乗り切る“天然のサプリメント”のような存在です。
夏は野菜の生長が早く、朝と夕方で姿が違うこともあるほど。
「今朝咲いた花が、もう実をつけている」驚き
雨の後、ぐっと色づいた実に気づく瞬間
虫たちと共存しながら育てる命の連鎖
手間をかけた分だけ、野菜が応えてくれる感覚は、育てる者にしか味わえない喜びです。
夏野菜は、日の出直後に収穫することで、甘みや香りが際立ちます。
朝採りのトマトは香りが濃く、果肉がしまっている
とうもろこしは朝一番が一番甘い
キュウリは水分が多く、パリッとした食感が持続
「野菜は生き物」という感覚が、料理人や消費者に伝わるのがうれしい瞬間です。
夏野菜は収穫量が多く、ご近所や家族、地域の方々と分け合う文化が根付いています。
子どもたちが畑に来て、野菜の大きさに目を輝かせる
お裾分けが会話のきっかけになる
直売所で「今年もこの味が楽しみで来ました」と言われる
“育てる”だけでなく“つながる”のが、農家の喜びです。
大雨や猛暑など、思い通りにいかない日もあります。
それでも、野菜はその中で力強く根を張り、葉を広げ、実をつけてくれます。
日陰に植えたナスが、逆に甘く育つことも
手を入れすぎないほうが良い場合もある
毎年、まったく同じ味にはならない
野菜を育てることは、“自然と対話すること”。その謙虚さと感動が、農業の本質です。
農家にとって夏野菜は、「育てる手間」と「実る喜び」が最も色濃く味わえる季節の恵みです。
その一皿が、誰かの健康を支え、誰かの笑顔を生む。
畑から始まるこの豊かな循環こそ、夏野菜の真の魅力なのです。
皆さんこんにちは
株式会社心葉の更新担当の中西です。
~キャベツの品種~
キャベツと一口に言っても、その品種は数十種以上。収穫時期、葉の硬さ、甘み、巻きの強さ、病気への耐性など、それぞれに明確な個性があります。この記事では、農家目線で育てやすく、かつ市場で評価の高い主要品種とその特徴を紹介します。
目次
【特徴】:巻きがややゆるめで、葉はやわらかくみずみずしい
【用途】:千切り、生食、和え物に最適
【栽培時期】:10月播種→3〜4月収穫(温暖地)
【特徴】:春系の中でも早生。巻きはやや固めで輸送性◎
【用途】:浅漬け、業務用カット野菜向け
→ 春キャベツは、葉が薄く、食感が軽やかなため、生食を好む層に圧倒的支持があります。
【特徴】:葉色が明るく、見た目の美しさに優れる
【用途】:炒め物、ロールキャベツなど幅広い調理に
【特徴】:病気に強く、巻きが安定。全国で使われる代表格
【用途】:生・加熱両方に対応
→ 夏秋キャベツは味と見た目のバランスが良く、家庭用・業務用どちらにも安定供給が可能です。
【特徴】:寒さで甘みが増す晩生種。糖度が高く肉厚
【用途】:鍋、スープ、煮込みにぴったり
【特徴】:密巻きでずっしりとした重量感。日持ちにも優れる
【用途】:ロールキャベツ、炒め物
→ 冬キャベツは霜に当たることで糖度が増し、加熱するとさらに甘みが際立ちます。
【特徴】:とがった形で巻きがゆるく、葉がやわらかい
【用途】:見た目のインパクト、生食需要に強い
【特徴】:黒腐病や根こぶ病などへの耐病性を持つ品種
【用途】:多雨地域や連作障害対策に有効
→ 近年は気候変動に対応した高耐性品種の需要も急増しています。
出荷先 | 適した品種 | 理由 |
---|---|---|
スーパー・直売所 | 春系(やわらか・甘い) | 生食向け、家庭の少量消費に強い |
加工業者 | 夏秋系(固め・均一) | 包丁切り・機械対応がしやすい |
飲食店・業務用 | 冬系(甘み・重量) | 煮込み・ロールキャベツ向けで原価率も良好 |
→ 品種選びは「栽培のしやすさ」と「売り先のニーズ」を合わせて考えることが鍵です。
キャベツは「一玉」で語れない奥深さを持つ野菜です。どの品種を、どの時期に、どのターゲットに届けるのかそれを明確にすれば、収穫量だけでなく“信頼”も増やせる農業が可能になります。
皆さんこんにちは
株式会社心葉の更新担当の中西です。
~キャベツのおいしい見分け方~
スーパーで並ぶキャベツを前に、「何を基準に選べばいいのか分からない」という声は多いですが、実は見た目と手触りだけで、味や食感がかなり予測できる野菜です。この記事では、キャベツ農家の視点から「おいしいキャベツの見分け方」をお伝えします。
目次
同じサイズでも重いキャベツは葉が密に詰まっている証拠
軽いキャベツは巻きが緩く、食感がやや薄くなる傾向あり
→ 千切り・炒め物など、食べごたえを求める料理に重さのある個体を選ぼう
上部を軽く押して硬く跳ね返るような弾力があるものが◎
「ふんわり」としている場合は、巻きが甘く成長途中の可能性も
→ サラダ向きの柔らかい春キャベツとは区別して考えること
外葉が鮮やかな緑色で、内側が黄緑色〜白に近いほど新鮮
色がくすんでいる、または茶色く変色している部分が多いものは避ける
→ 甘みやみずみずしさは、葉の色とコントラストがはっきりしているものに表れる
断面が白くみずみずしいキャベツは、採れたて
茶色く乾燥している場合は時間が経っている証拠
→ 切り口の色は「鮮度の履歴書」ともいえる重要なポイント
外葉が厚みがあり、ツヤとハリがあるものは良品
手触りがしなびていたり、フニャっとしている場合は避けたい
→ 葉の弾力は、食感と栄養価に直結します
季節 | 特徴 | おすすめ用途 |
---|---|---|
春キャベツ | 巻きがゆるく、葉が柔らかい | サラダ、浅漬け、和え物 |
夏キャベツ | やや硬めで日持ちする | 炒め物、焼きそば、餃子 |
冬キャベツ | 巻きが硬く、甘みが強い | 鍋、ロールキャベツ、煮込み料理 |
→ 旬のキャベツを旬の料理に合わせることで、味わいは格段にアップします。
早朝収穫のキャベツは水分量が豊富で甘みが強い
露地もの(ハウス栽培ではない)は風味と食感が力強い
霜が当たった冬キャベツは、糖度が高まり特においしい
→ 購入時は「産地直送」や「今朝採れ」といった表示をチェックしてみてください
キャベツは、その場で触れて、持ち比べることで、葉の密度・鮮度・甘さが見抜ける野菜です。ほんの少し意識するだけで、食卓の満足度が大きく変わるはずです。